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A.C.P.C.寄附講座 ライブ・エンタテインメント論
ゲスト講師リレーインタビュー (東京工科大学)season 5

夏目公一朗さん
Interviewee

REC.005 夏目公一朗さん

一般社団法人アニメジャパン副理事長
アニプレックス・スーパーバイザー/(株)KADOKAWA映像事業局戦略顧問

プロフィールの詳細


CHAPTER.1
「世界基準をリードするクオリティを学生たちは意識して欲しい」

― 今日の学生たちはいかがだったでしょうか?

夏目公一朗先生(以下夏目と敬称略):みなさん本当に積極的で興味深く聴いているなというのが見えて大変講義しやすかったです。

― 学生たちは就職先の希望としてアニメ業界が多く、とても現実的な面と自分たちの夢を膨らませた講義だったと思います。ところで、アニメ業界で、絵ではなく脚本シナリオで勝負したいという学生の場合、どういう道筋でチャンスがあるのでしょうか?

夏目:公募が随分あって、ネットでシナリオ公募を検索すると結構出てきます。角川でも「カクヨム」というサイトがあって、ここは小説の公募です。公募によってシナリオまでにするとか小説でいいとか形式の違いはありますが、面白いものがもし自分のなかに貯まっていたら、シナリオでなくて小説で応募してもいいし、受け手側は少しでも面白いものはないかと、未成熟でも未完成でもいいから面白い世界観や発想を持っている若者を探しています。
また、本当にその道を目指すならシナリオライターを養成するための学校もあるので、大学に通いながら夜にそういうところでシナリオの書き方の手順を学ぶのも一つだと思います。

「カクヨム」

― 今日の講義では、日本のアニメに対し「クオリティが低下している危惧がある」と話されましたが、クオリティについてお伺いしたいと思います。

夏目:学生から「各国の文化状況にどう対応するのか」という質問がありましたが、国によっては政府に対する反乱的なもの、宗教的なタブーとかいろいろとありますよね。
また、暴力シーンや血の流れるシーンは避けるべきかなど、オールマイティな物語をつくっていくかということもクオリティの世界標準を目指していくうえでは大事です。日本はまだいろんな課題を抱えていますが、そこで毒のないアニメをつくってしまうと日本アニメの個性も失ってしまうわけです。
ですから、いろんな方向の多様な作品を揃えながら、世界の様々なファンを攻めて埋めていくことをもっとしていかなければいけない。そんななかで今はいろいろなところからアニメをつくる会社が参入し本数が増えてきて、あまりにも供給過多。安易なものづくりが横行しているんじゃないかというのが私の一番の危惧なんです。

― やはり日本アニメが人気なのはオリジナリティとクオリティなのでしょうね。

夏目:そうですね。なるべく多くの国に通じ世界基準をリードするクオリティを学生たちには意識して欲しいですね。

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