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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 1

Interviewee

REC.003 杉本誠司さん

株式会社ニワンゴ
代表取締役社長

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CHAPTER.5
やっての後悔は一瞬、やらずの後悔は一生

― 会社についてお伺いしたいのですが、どのような組織なのでしょうか?

杉本:大きく言うと、ニワンゴというよりドワンゴグループでニコニコ動画をやっていて、実際にそこに従事している人間は、いくつかの社にも跨るのですが、1000人近くのスタッフが関わっています。

― どんな部署があるのですか?

杉本:もの凄く大きく分けると、エンジニアと、オペレーションや企画をする部門の二つに分かれています。

― 会議はネット上で行なわれるのですか、それとも顔を付き合わせて?

杉本:両方です。通常企業はものづくりしていく上で、これまでの※システムインテグレーションでは上の部分が先に走っていて、それを機械的な仕様書(設計図)に落として、それをエンジニアに渡して一つ一つつくっていくという、完全に分業化されたものでした。しかし、僕らの場合はエンジニアたちと一緒に会議しながら、ホワイトボードにやりたいことを書いていきます。
※システムインテグレーション(業務内容を分析し、問題に合わせた情報システムの企画、構築、運用などを一括して行なうこと)

― そこで、仕様書(設計図)ができ上がっていくわけですね。

杉本:技術と頭の部分を両方一緒に考え、「ユーザーにこういうことをさせたい場合はどういう技術を使ってやるべきか?」と質問したとき、エンジニアは「こういうプログラムを使えばユーザーの興味を喚起していけるのでは」などと答えを出し、「それではこういうことをしよう」と体系立てていき、ホワイトボードにどんどん書いていきます。最近ではスマートフォンで写真を撮って、それをリリースすることも増えています。その後はそこで話し合わせた通りの役割分担で作業に取りかかります。

― どのような意味合いがあって、会議をそのようにすることになったのですか?

杉本:情報を共有する手間を省くことです。それによって、いろいろなものがスピードアップしていきます。

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