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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 2

Interviewee

REC.014 相馬信之さん

(株)A-Sketch代表取締役

プロフィールの詳細


CHAPTER.1
音楽のことしか知らない人はマネージャーにはいらない

― 音楽業界でどんな人材が必要かをお伺いしたいと思います。御社にマネージャーとして入社したいという学生がいたら、どんなことが大事でしょうか?

相馬信之氏(以下相馬と敬称略):好奇心を持っていることと、コミュニケーション能力ですね。これは非常に大事だと思います。あとはきちんとプランニングできるビジョンと、先見性を持っていること。だからこそ、好奇心が必要なんです。

― 講義では、音楽のことしか知らない人はマネージャーにはいらない、とお話になりました。

相馬:エンタテインメント・ビジネスばかりを論じていてもしょうがなくて、人を喜ばせるということになると、政治、歴史、経済、金融など、いろんなものをきちんと見て、全てを吸収することが必要です。コミュニケーション力が高く、それこそ全部噛み砕いた上で明確なビジョンを描き、プランニングできる人が必要です。そういうものを持っている人じゃないと、アーティストは信用しないですよね。預けられないですよ、人生を。だって、マネージャー次第ではせっかくの才能と人生がダメになってしまう訳ですから。

― 本当にその通りだと思います。

相馬:無責任に、担当になったから、ではなくて、人生を背負うつもりでやる。アーティストをリスペクトし、好奇心をもっていろんなものを勉強して、いろんな才能を集め、先見性あるビジョンを作り、マネージメントしていかないと、この仕事は務まらないですよね。それと、最近特に大事なのは語学力ですね。英語、もしくは中国語。

― 7回目の講義に来て頂いた、ホリプロの堀義貴社長もおっしゃっていましたが、もはやアジア、そして世界に業務エリアが広がっていくわけですから、語学力は必要とされますよね。

相馬:英語を話せない悔しさを感じています。日本は、国民が英語を話せる割合が、アジアの中で低い方だそうです。しかも英語は、若いうちにやっておかないと脳みそが受け付けないんですよ(笑)。40代、50代になって、僕らが1週間に2回くらい英会話学校に行くのは、時間がもったいないです。やる仕事がたくさんあるので。学生にはぜひ今のうちに、英語なり中国語なりを勉強して欲しい。

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