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A.C.P.C.提携講座 ライブ・エンタテインメント論
提携講座/登壇講師インタビューseason 2

Interviewee

REC.002 夏目公一朗さん

(株)テレビ朝日 編成制作局エグゼクティブプロデューサー/ミュージックステーション チーフプロデューサー

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CHAPTER.3
「突破する力」と「熱い情熱」

― それでは、アニメ業界ではどんな人材を求めているのか、夏目さんのお考えを聞かせてください。

夏目:最終的に、プロデューサーを目指すにしろ、監督を目指すにしろ、多くの困難や壁を乗り越えて行かなければならないので「突破する力」が必要だと思いますね。
それには強い上昇志向も必要です。上昇志向には、絶対に当てる作品を作るんだとか、多くのファンに支持されるキャラクターを作るんだとか、「情熱」の裏打ちが必須です。楽にに生きていこうとする人間には、チャンスは来ないものだし、そういう意味では求める人材を突き詰めると、「熱い情熱」があるということですね。

― ある一人の情熱で物事が起きますよね。

夏目:もっと言うと、熱狂的なものを持っている人がやっぱりことを起こしていくんだと思いますね。

― アニメの知識が深いということも必要ですか?

夏目:滅茶苦茶好きだというのももちろん大切だと思いますけど、歴史が語れるほど何から何まで詳しくなくてもいい。あるアニメが僕は凄く好きだとか、ガンダムが好きだとか、ロボットアニメが好きで、萌え系アニメはぜんぜん興味ないとか、そういうことでいいと思うんです。あるカテゴリーで新しいものを自分が生み出すんだという「熱狂感」というか、情熱さえあればやっていけると思うんですね。
英語なんて喋れなくてもいいと思います。イベントで海外に呼ばれますけど、簡単な日本語で挨拶しても理解してくれますしね。本当に必要だったら通訳がちゃんとつきますから(笑)。

― この先のアニメ業界の可能性はどうお考えですか?

夏目:私は明るいと思っています。日本のアニメは凄く進化し、その進化に感動してくれるファンも増えています。国内も海外もアニメイベントは、動員数が毎年増えているんですよ。だから市場が打ち止まった感じはないですね。

― ありがとうございました。

(次回は(株)テレビ朝日編成局エグゼクティブプロデューサー、ミュージックステーションチーフプロデューサーの山本たかおさんです。)

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